近年、オーディブルを活用して歴史小説を楽しむ人が増えています。活字を読む時間が取れない方でも、音声で物語を味わうことで、移動中や家事の合間に手軽に歴史の世界へ没入できます。
本記事では、江戸時代を舞台にしたオーディブル対応の歴史小説を厳選し、各作品のあらすじやナレーションの魅力、実際の口コミを交えて紹介します。
今回紹介するのは、厳選5作品。
『まいまいつぶろ』では、言語障害を持つ徳川家重とその側近の絆が感動的に描かれ、『大名倒産』では若き藩主が財政難の再建に奮闘する姿がコミカルかつリアルに描かれています。
さらに、『光圀伝』では水戸光圀の波乱に満ちた生涯、『蜩ノ記』では切腹を命じられた武士の覚悟、『もしも徳川家康が総理大臣になったら』では歴史上の偉人たちが現代政治を動かすユニークな物語が展開されます。
本記事を参考に、オーディブルで江戸時代の魅力を存分に堪能できる作品を見つけてみてください!
※この記事では簡単な作品紹介を中心にまとめています。 実際に聴いた体験をもとに、朗読の魅力や聴きどころを詳しくレビューした【体験レビュー版】も公開中です!
→ [オーディブルで味わう江戸時代歴史小説5選【体験レビューつき】はこちら]
オーディブルで歴史小説を楽しむ:新たな体験の魅力
イメージ:Novel Rekishi – 歴史小説の世界作成
オーディブル(Audible)は、単なる「本の代替手段」ではなく、新たな読書体験を提供するオーディオブックサービスです。
特に歴史小説との相性が抜群で、物語の臨場感をより深く味わうことができます。ここでは、オーディブルならではの利点を紹介します。
ナレーターの演技が物語に命を吹き込む
歴史小説の魅力の一つは、登場人物の心情や時代背景の描写ですが、オーディブルではプロのナレーターによる朗読が、登場人物の感情やシーンの臨場感をより鮮明に伝えます。
例えば、戦国武将の力強い口調や、江戸の市井の賑やかな雰囲気を声で感じ取れるのは、オーディブルならではの体験です。
「ながら読書」で時間を有効活用
忙しい現代人にとって、まとまった読書時間を確保するのは難しいもの。しかし、オーディブルなら通勤中・家事をしながら・運動中など、日常のスキマ時間を活用して歴史小説の世界に浸ることができます。本を開く時間がない人でも、耳で手軽に名作を楽しめるのは大きな魅力です。
読書が苦手な人でも物語に入りやすい
活字を読むのが苦手な人や、長編歴史小説を読むのに抵抗がある人でも、オーディブルなら耳から自然に物語が入ってくるため、ストレスなく楽しめます。 歴史小説特有の難しい言葉や漢字も、ナレーションを通じて理解しやすくなり、より没入感を得られるのが特徴です。
音声だからこそ記憶に残る
人間の記憶は音声による情報の方が定着しやすいと言われています。
オーディブルを活用すれば、登場人物のセリフや名シーンが印象深く心に残り、より深く作品を味わうことができます。
特に歴史的な事件や戦いの場面は、音声で聞くことで一層リアルに感じられます。
速度調整で快適なリスニング
オーディブルでは再生速度を0.5倍~3.5倍に調整可能。ゆっくり聴きたいときはスロー再生、早く聴きたいときは倍速再生と、自分のペースに合わせて楽しめます。
長編歴史小説でも、速度調整を活用すれば効率よく聴くことが可能です。
「Whispersync for Voice」で読書とリスニングをシームレスに
Kindle版とオーディブル版の両方を購入すれば、「Whispersync for Voice」機能を利用できます。
これにより、Kindle(電子書籍)で読んだ続きをオーディブルで聴く、オーディブルで聴いた続きをKindle(電子書籍)で読むといった使い方ができ、より自由な読書体験を楽しめます。
オーディブルは、「読書=紙の本」という固定観念を覆し、音で楽しむ新たな歴史小説体験を提供します。
オーディブルで歴史小説を楽しむ(江戸時代編)
イメージ:Novel Rekishi – 歴史小説の世界作成
江戸時代を舞台にした歴史小説は、武士の生き様、藩政の駆け引き、市井の人々の暮らしなど、多彩な魅力を持っています。
しかし、長編が多く、読み進めるのが大変と感じることもあるでしょう。そこでおすすめなのが、オーディブル(Audible)で聴く歴史小説です。
プロのナレーターによる臨場感あふれる朗読は、時代背景や登場人物の感情をリアルに伝え、より深く物語に没入できます。
さらに、通勤・家事・運動中などスキマ時間を活用できるため、忙しい方でも江戸時代の世界を存分に楽しめます。
本記事では、オーディブルで楽しめる江戸時代を舞台にした厳選5作品を紹介します。
大名の財政危機を描いた『大名倒産』、新しい光圀像を提示する『光圀伝』、戦国武将・徳川家康が現代の総理大臣になったら?というユニークな設定の『もしも徳川家康が総理大臣になったら』など、多彩な作品が揃っています。
オーディブルを活用して、江戸時代の歴史小説を新しい形で楽しみましょう。
①『まいまいつぶろ』(村木 嵐)
徳川9代将軍・家重と、その側近である兵庫の絆を描いた村木嵐の歴史小説『まいまいつぶろ』。
家重は言語障害により「まいまいつぶろ(カタツムリ)」と蔑まれましたが、兵庫だけが彼の言葉を理解し、二人の信頼関係が物語の中心となっています。
オーディブル版では、ナレーションの魅力とともに、この感動的な物語を楽しむことができます。
ナレーション:土屋 トシヒデ
聴きやすさ:★★★★☆
物語の没入感:★★★★★
再生時間:10時間40分
口コミをチェック!

おすすめの人
・戦国・江戸時代の歴史小説が好きな人
・感動する人間ドラマを味わいたい人
②『蜩ノ記』(葉室 麟)
葉室麟の『蜩ノ記』は、豊後・羽根藩の奥祐筆・檀野庄三郎が、家譜編纂と切腹を命じられた元郡奉行・戸田秋谷の元へ遣わされる物語です。
秋谷の無実を信じるようになった庄三郎が、事件の真相を探る中で、人間の気高さや覚悟が描かれています。
オーディブル版では、ナレーター根本泰彦氏の落ち着いた語り口が、物語の深みを一層引き立てています。
ナレーション:根本 泰彦
聴きやすさ:★★★★☆
物語の没入感:★★★★★
再生時間:9時間45分
口コミをチェック!
- 「心に染み入る物語。」
登場人物の心情描写が丁寧で、物語に深く引き込まれました。
(出典:Audible公式)
- 「ナレーションが素晴らしい。」
根本泰彦さんの語りが作品の雰囲気にマッチしており、聴きやすかったです。
(出典:Audible公式)
- 「歴史小説の傑作。」
江戸時代の武士の生き様がリアルに描かれており、感動しました。
(出典:Audible公式)
- 「再生時間がちょうど良い。」
10時間程度の長さで、通勤時間に少しずつ聴くのに適していました。
(出典:Audible公式)
- 「感情移入できる作品。」
登場人物たちの葛藤や喜びが伝わってきて、涙する場面もありました。
(出典:Audible公式)

おすすめの人
・江戸時代の人間ドラマを深く味わいたい人
・静かで深い物語を求める人
③『光圀伝』(冲方 丁)
冲方丁の『光圀伝』は、水戸黄門として知られる水戸光圀の生涯を描いた大作です。
本作は上・下巻に分かれ、幼少期の試練、血気盛んな青年期、学問や詩歌への情熱、そして水戸藩主としての治世と「大日本史」編纂に至るまでの壮大な軌跡が語られます。
オーディブル版では、ナレーター藤井啓輔氏の臨場感ある語りが、光圀の生涯をより一層際立たせています。
ナレーション:藤井 啓輔
聴きやすさ:★★★★☆
物語の没入感:★★★★★
再生時間:30時間23分(上巻 15時間19分 / 下巻 15時間4分)
口コミをチェック!
- 「新たな光圀像に驚き。」
これまでのイメージとは異なる若き日の光圀の姿に驚かされました。
(出典:Audible公式)
- 「ナレーションが素晴らしい。」
藤井啓輔さんの語り口が作品の雰囲気にマッチしており、聴きやすかったです
(出典:Audible公式)
- 「大日本史編纂の裏側が興味深い。」
歴史書編纂の苦労や背景が詳細に描かれていて、興味深かったです。
(出典:Audible公式)
- 「上下巻通しての壮大な物語。」
光圀の生涯が丁寧に描かれ、非常に満足感のある作品でした。
(出典:Audible公式)
- 「歴史好きにはたまらない内容。」
歴史的背景や人物描写がしっかりしており、歴史好きにはたまらない作品です
(出典:Audible公式)

おすすめの人
・水戸光圀の生涯を深く知りたい人
・江戸時代の政治や学問に興味がある人
④『大名倒産』(浅田 次郎)
浅田次郎の『大名倒産』は、江戸時代の大名家が抱える巨額の借金問題をテーマにした歴史エンターテインメント小説です。
丹生山松平家の四男・小四郎が、突然家督を継ぐことになり、25万両もの負債を抱えた藩の再建に奮闘する姿が描かれています。
果たして若殿の大逆転はなるのか?笑いと涙が詰まった豪華な物語が展開されます。オーディブル版では、ナレーター菅沢公平氏の臨場感あふれる語りが、物語の魅力を一層引き立てています。
ナレーション:菅沢 公平
聴きやすさ:★★★★☆
物語の没入感:★★★★☆
再生時間:23時間50分(上巻 11時間56分 / 下巻 11時間54分)
口コミをチェック!
- 「朗読が上手くて、何度となく吹き出してしまった。」
と同時に、何度も涙ぐんだ。著者の浅田次郎も巧みだが、朗読でこそ味わえる面白さを感じることができた。
(出典:Audible公式)
- 「最後まで聴いて良かった。」
笑いと涙が詰まった物語で、最後まで飽きずに聴けました。ナレーションも素晴らしく、登場人物の感情が伝わってきました。
(出典:Audible公式)
- 「できれば星6つを上げたい!」
歴史小説としての深みと、エンターテインメント性が見事に融合した作品。ナレーターの声も心地よく、通勤時間が楽しみになりました。
(出典:Audible公式)
- 「ユーモアと人情味が泣ける。」
浅田次郎らしいユーモアと人情味が溢れる作品。ナレーションも物語にマッチしており、聴き応えがありました。
(出典:Audible公式)
- 「しみじみと心に残る良書です。」
大名家の財政難というテーマが新鮮で、物語に引き込まれました。ナレーションも素晴らしく、感情移入しやすかったです。
(出典:Audible公式)

おすすめの人
・江戸時代の大名家の内情や経済事情に興味がある人
・ユーモアと感動が詰まった歴史小説を楽しみたい人
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